以前の記事で、電動バイブレーターの歴史について書きました。
しかし、女性をオーガズムに導く“治療法”が一般的だった西洋では(参考)、道具を使って性器を刺激するというアイデア自体は古くからあったようです。
最初のバイブレーターは水力を利用したものであったと考えられています。
ローマ時代の遺跡には性器を刺激できるような配置の水道菅があるようですし(残念ながらバイブレーターとして使ったという証拠はありません)、4世紀には聖ジェロームによる「性欲を刺激するので女性はお風呂に入るべきではない」という記述が見つかるそうです。
少なくとも1700年代の後半までには、水力を利用したバイブレーターが開発されています。その多くは、貯めた水を高い圧力で性器にむけて放射するものだったようです。
しかし、それらの道具は高水圧ゆえに痛みを生じたり、皮膚が荒れて炎症をおこしたりと、あまり使い勝手のいいものではありませんでした。
一方、世界初の機械式のバイブレーターは、フランスで開発された“THE TREMOUSSOIR”という機械です(図A)。これは巻き上げ式で、キーを差し込んでバネを巻き上げ、その動力で本体を振動させるものだったそうです。
その後、1869年にはアメリカのGeorge Taylorという人によって蒸気機関(!)を利用したバイブレーターが開発されています(図B)。
しかしこの機械は見た目もゴテゴテしていてあまりにも巨大です。小型のバイブレーターを簡単に入手できる現代に生まれた私たちは、やはり幸せですね。
しかし、女性をオーガズムに導く“治療法”が一般的だった西洋では(参考)、道具を使って性器を刺激するというアイデア自体は古くからあったようです。
最初のバイブレーターは水力を利用したものであったと考えられています。
ローマ時代の遺跡には性器を刺激できるような配置の水道菅があるようですし(残念ながらバイブレーターとして使ったという証拠はありません)、4世紀には聖ジェロームによる「性欲を刺激するので女性はお風呂に入るべきではない」という記述が見つかるそうです。
少なくとも1700年代の後半までには、水力を利用したバイブレーターが開発されています。その多くは、貯めた水を高い圧力で性器にむけて放射するものだったようです。
しかし、それらの道具は高水圧ゆえに痛みを生じたり、皮膚が荒れて炎症をおこしたりと、あまり使い勝手のいいものではありませんでした。
一方、世界初の機械式のバイブレーターは、フランスで開発された“THE TREMOUSSOIR”という機械です(図A)。これは巻き上げ式で、キーを差し込んでバネを巻き上げ、その動力で本体を振動させるものだったそうです。
その後、1869年にはアメリカのGeorge Taylorという人によって蒸気機関(!)を利用したバイブレーターが開発されています(図B)。
しかしこの機械は見た目もゴテゴテしていてあまりにも巨大です。小型のバイブレーターを簡単に入手できる現代に生まれた私たちは、やはり幸せですね。