膣内射精障害の記事で、遅漏の治しかたについて書きました。
今回は「早漏」の治しかたについて書いてみたいと思います。Kaplanの定義によると、「早漏とは、どれだけ反応が早いか、あるいはパートナーが満足するかではなく、自分が望む前に射精してしまいコントロールできない状態」だそうです。早漏による問題については、いまさら書くまでもありませんね。
さて、治療法は「ストップ&スタート法」と「スクイーズ法」を組み合わせたものです。阿部医師の本によると、この方法で早漏は100%治るとの事です。
基本的には、射精直前の独特の感覚が得られたら刺激をストップし、興奮がおさまったらまた刺激を開始する(スタート&ストップ)、この繰り返しです。この方法で射精してしまいそうになったら、亀頭部を軽く握り、射精感を抑えます(スクイーズ)。
さて、実際のステップを書きましょう。
① 1人での練習。マスターベーションを行い、これ以上刺激すると射精する、という所で刺激をとめる。これを3回繰り返し、4回目で射精する。射精をとめられそうにない場合は亀頭を押さえる。
② 女性パートナーの手で刺激してもらう。射精直前に合図して刺激を止めてもらう。その時、女性は亀頭部を適度に締め付ける。我慢できる所まで射精感が収まったらまた刺激を再開してもらう。これを3回繰り返し、4回目に射精する。
③ コンドームマス法かローションを使ってマスターベーション、あるいは女性に刺激してもらう。
④ ローションを使ってもコントロールできるようになったら、女性上位で挿入し、やさしく動いてもらう。射精直前になったら、合図してとめてもらう。3回繰り返し、4回目には男性が自ら腰を動かして射精する。
⑤ 女性上位でうまくいったら、男性上位で同じ事を行う。
この方法のポイントは、自分のいきそうなタイミングを理解し、ペニスへの刺激をとめるタイミングをつかむことです。最終的には、自分で刺激をコントロールできるようになるはずです。もちろん、数日だけやって治るようなものではありません。パートナーとの良好な関係を築くためには、継続が肝心です。
コンドームマス法用のコンドームはコチラをどうぞ。
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今回は「早漏」の治しかたについて書いてみたいと思います。Kaplanの定義によると、「早漏とは、どれだけ反応が早いか、あるいはパートナーが満足するかではなく、自分が望む前に射精してしまいコントロールできない状態」だそうです。早漏による問題については、いまさら書くまでもありませんね。
さて、治療法は「ストップ&スタート法」と「スクイーズ法」を組み合わせたものです。阿部医師の本によると、この方法で早漏は100%治るとの事です。
基本的には、射精直前の独特の感覚が得られたら刺激をストップし、興奮がおさまったらまた刺激を開始する(スタート&ストップ)、この繰り返しです。この方法で射精してしまいそうになったら、亀頭部を軽く握り、射精感を抑えます(スクイーズ)。
さて、実際のステップを書きましょう。
① 1人での練習。マスターベーションを行い、これ以上刺激すると射精する、という所で刺激をとめる。これを3回繰り返し、4回目で射精する。射精をとめられそうにない場合は亀頭を押さえる。
② 女性パートナーの手で刺激してもらう。射精直前に合図して刺激を止めてもらう。その時、女性は亀頭部を適度に締め付ける。我慢できる所まで射精感が収まったらまた刺激を再開してもらう。これを3回繰り返し、4回目に射精する。
③ コンドームマス法かローションを使ってマスターベーション、あるいは女性に刺激してもらう。
④ ローションを使ってもコントロールできるようになったら、女性上位で挿入し、やさしく動いてもらう。射精直前になったら、合図してとめてもらう。3回繰り返し、4回目には男性が自ら腰を動かして射精する。
⑤ 女性上位でうまくいったら、男性上位で同じ事を行う。
この方法のポイントは、自分のいきそうなタイミングを理解し、ペニスへの刺激をとめるタイミングをつかむことです。最終的には、自分で刺激をコントロールできるようになるはずです。もちろん、数日だけやって治るようなものではありません。パートナーとの良好な関係を築くためには、継続が肝心です。
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今回のテーマは早漏です。医学的に厳密に定義されているかは定かではありませんが、一般的には膣への挿入後3分以内で射精に至る状態が常に続くのであれば、早漏と呼ばれるでしょうね。
それでは早漏の原因はなんなのでしょうか。ペニスの皮膚が敏感だから?パートナーの女性の膣が素晴らしいから?おそらく違います。原因として一番考えられるのは、脳です。膣に挿入した刺激で(あるいはそれを強くイメージするだけで)、自分の意思とは無関係に脳が射精の引き金を引いてしまう状態、それが早漏だと考えられます。
このような現象は早漏だけに特徴的なものではありません。たとえば、弓道やアーチェリーでは、的を見て数秒間精神を集中させ矢を放つところを、的を見ただけで放してしまうという障害が知られています。
脳と射精の関係は、実際研究されているようです。近年、おもに海外において抗鬱薬(SSRI)(こちらも)が早漏に効果的であることが報告されています。ある製薬メーカーの資料によると、SSRIを投与した場合、射精まで16秒だった人が458秒になったという報告もあります。これは、SSRIが脳内でセロトニンの再取り込みをコントロールすることにより、脳の興奮状態が変わることによって起こる現象だと考えられます。
ただし、いまだ早漏とSSRIについての研究は途上段階にあり、また、早漏は緊急に治療を要する病気でない以上、病院で処方してもらうのは難しいかもしれません。
さて、弓道やアーチェリーでは、脳による発矢刺激障害を治すには数年から十数年という時間かけて修行しなければならないと言われています。一度つながった脳の回路のネットワークを解除し、再構築するには時間がかかるということなのでしょう。それらの競技では、できるだけ的に集中しすぎないように、発矢体勢に入ってから一旦違うことを考えて神経回路に干渉する練習方法が取られているようです。
早漏解消のヒントはそういうところに隠されているのかもしれません。
それでは早漏の原因はなんなのでしょうか。ペニスの皮膚が敏感だから?パートナーの女性の膣が素晴らしいから?おそらく違います。原因として一番考えられるのは、脳です。膣に挿入した刺激で(あるいはそれを強くイメージするだけで)、自分の意思とは無関係に脳が射精の引き金を引いてしまう状態、それが早漏だと考えられます。
このような現象は早漏だけに特徴的なものではありません。たとえば、弓道やアーチェリーでは、的を見て数秒間精神を集中させ矢を放つところを、的を見ただけで放してしまうという障害が知られています。
脳と射精の関係は、実際研究されているようです。近年、おもに海外において抗鬱薬(SSRI)(こちらも)が早漏に効果的であることが報告されています。ある製薬メーカーの資料によると、SSRIを投与した場合、射精まで16秒だった人が458秒になったという報告もあります。これは、SSRIが脳内でセロトニンの再取り込みをコントロールすることにより、脳の興奮状態が変わることによって起こる現象だと考えられます。
ただし、いまだ早漏とSSRIについての研究は途上段階にあり、また、早漏は緊急に治療を要する病気でない以上、病院で処方してもらうのは難しいかもしれません。
さて、弓道やアーチェリーでは、脳による発矢刺激障害を治すには数年から十数年という時間かけて修行しなければならないと言われています。一度つながった脳の回路のネットワークを解除し、再構築するには時間がかかるということなのでしょう。それらの競技では、できるだけ的に集中しすぎないように、発矢体勢に入ってから一旦違うことを考えて神経回路に干渉する練習方法が取られているようです。
早漏解消のヒントはそういうところに隠されているのかもしれません。