セックスにまつわるエトセトラ

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女性のオーガズムまとめ


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さて、前回までの記事で、なぜ女性にオーガズムが存在するのか、現在提唱されている主要な説を書いてきました。

Etc 96

どの説も、帯に短しタスキに長しといった感じで、決定的な証拠を提示できなかったのがわかるかと思います。

その中でも最後の「擬似男性的反応説」は一番もっともらしいのですが、それにしても「クリトリスオーガズム」を中心に考えすぎているという欠点がありました。

ただ、オーガズム説をまとめてみて、どの説も「男性が女性のオーガズムを求めている」という視点が欠けているように感じます。少なくとも現代社会においては「女性がオーガズムを感じること」に重点を置いている男性が多数いるはずです。

現代では、女性のオーガズムは男性の自信を深める役割がありそうです。それを知ってか知らずか、女性が取る行動が「イッたふり」です。

ドイツの研究者グループが行った調査では、90%もの女性がセックスの際に「イッたふり」をすると答えたそうです。ロビン・ベイカーの行った調査では、二人同時にオーガズムに達した頻度をカップルの双方に質問すると、男性のほうが高い数字をあげたそうです。

優しい嘘なのでしょうか。

しかし、そのウソは男性に誤ったシグナルを出す可能性が指摘されています。見当違いのセックスをしている男性に向かって「そのやり方が正しい」というメッセージを送ってしまっているかもしれないのです。

生物学的なオーガズムの意味に答えは出せなくとも、現代社会では女性のオーガズムは理想化され、オーガズムを得られない女性に不必要なプレッシャーを与えてしまっているのは確かでしょう。

すべての女性が性交によってオーガズムを得られるわけではないこと、そもそも男性と比べてその頻度が低いことを理解し、今こそオーガズム中心主義のセックスからの脱却が必要なのではないでしょうか。


8)擬似男性的反応説


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女性のオーガズムの謎、8回目です。今回の説は「擬似男性的反応」説です。

Etc 90

人類学者のドナルド・サイモンズは、女性のオーガズムは必要があって発達したものではない、と主張しています。むしろ、女性のオーガズムは男性の「乳首」のようなものだと。女性の場合、授乳のために発達した乳首を持っていますが、男性は授乳する必要がないのにもかかわらず、小さな乳首を持っています。

ペニスもクリトリスも胎児期の相同の組織から発達することは以前紹介しました。男性のペニスは繁殖のために大きく発達しますが、女性のクリトリスは小さいままです。しかし、感覚神経は男性と同じようにあります。このことから、この説では、女性のクリトリスには「オーガズムに至る潜在能力が残されている」という考えます。

女性のオーガズムには生物学的な意味はなく、副産物的な「能力」である、というわけですね。

この説では、他の説では説明できないことも難なく説明できます。オーガズムに達することのできない女性の存在も副産物的な能力であると考えれば納得です。

また、なぜ動物の中で人間の女性だけがハッキリとしたオーガズムを持っているのかも説明できます。人間の男性は他の動物よりも極端に「性欲が強い」とされていますが、女性のオーガズム能力が男性のものから「派生した」と考えると、女性のオーガズム能力もそれにつられて上昇したと考えられるでしょう。


しかし、この説を主張している研究者の多くは「オーガズムはクリトリスによってしか得られない」と考えているようです。実際には膣への刺激によってもオーガズムに達する女性がいることが知られていますし、膣による性感とクリトリスによる性感では脳の異なった領域が活性化することが知られています。

膣でのオーガズムを「男性から派生した能力」と考えるのは少しばかり乱暴なように思います。とはいえ、今のところこの説は、女性のオーガズムをもっとも上手く説明しているようです。


7)吸い込み説


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女性のオーガズムにはどのような意味があるのか、7回目は「吸い込み説」です。

この説はイギリスの生物学者ロビン・ベイカーとマーク・ベリスによって提唱されました。ロビン・ベーカーは「精子戦争」の著者で、この本は世界中で話題になりました。「精子戦争」は、この説を中心として書かれた本ですから、そういう関係もあって、この説は非常に有名です。

Etc 179それでは「吸い込み説」はどういうものなのでしょうか?この説は、オーガズム時に膣が強く収縮し、それによって子宮内に陰圧が生じ、射精された精子が子宮内に吸い込まれる、というものです。

この説の革新的なところは、どの男性の精子を受精させるかを「女性側」がコントロールできるという点です。お気に入りの男性とのセックスで、選択的にオーガズムに達すればいいわけですから。

これを裏付けるような研究もあります。ニューメキシコ大学のランディ・ソーンヒルは、ヘテロセクシャルのカップル86組の男性側の外見を詳細に解析しました。そしてその後、パートナーの女性がセックスによってオーガズムに達する頻度を調べたのです。その結果は、「男性のシンメトリー度(左右対称性)が高いほど女性はオーガズムに達しやすい」というものでした。

生物にとって、「身体の左右対称性」は強い生命力や生殖能力をもっていることの証明なのだそうです。すなわち、優れた遺伝的形質を持っている相手とのセックスほど女性はオーガズムに達しやすい、と考えられるのです。

「女性がオーガズムによって相手の男性を選択できる」

いままで受胎に関しては受け身の存在と考えられてきた女性たちにとっては、この説は非常に新しいものです。

しかし、この説もやはりほかの説と同様に欠点があるのです。

第一に、この説ではレイプ被害による妊娠率の高さを説明できません。レイプはオーガズムとは程遠いセックスの形態ですが、なぜか被害者の妊娠率が正常のセックスよりも高いのです(この問題についてはまた後で記事にします)。

第二に、妊娠に適した若い女性よりも、妊娠しにくい中年の女性のほうがオーガズムに達しやすいことが知られています。オーガズムが受胎と密接に関わっているのなら、このデータと矛盾してしまいます。

第三に、ベイカーらの研究およびソーンヒルの研究には問題があるようです。実際には、様々な研究者らの研究から、オーガズムによって精子が「吸い込まれる」現象は全く観察されていません。また、ソーンヒルの研究では「男性側の回答」も結果に組み込まれて閉まっているそうです。「パートナーはイッた?」「うん、イカセたよ」という自己申告では研究としてはちょっと問題がありますよね。男性はペニス長も大きめに自己申告することが知られていますし……。

というわけで、魅力的なこの説も決定的なオーガズム説とは言えないようですね。


6)女性はもともと乱交好きだった説


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女性のオーガズムにはどのような意味があるのか、6回目です。前回、前々回は「男女の絆」説「優れた男性検知器」説を紹介しました。これらの説は、「女性は時々得られるオーガズムによってパートナーに繋ぎとめられる」という考え方に基づくものです。

しかしながら、これとは正反対に「たまにしか得られないオーガズムによって、女性は乱交に駆りたてられる」という考え方も成り立つのです。というわけで、今回は「女性はもともと乱交好きだった」説を紹介します。


Etc 88この説はチンパンジーなど、霊長類のメスの観察から、カリフォルニア大学のサラ・ハーディによって提唱されました。

霊長類の群れでは、ボスが変わると前任のボスの子供を殺してしまう行動がたびたび認められます。前のボスの子供を殺して子育てから切り離すことでメスを発情させ、自分の子供を産ませるのです。これは自分の遺伝子を広めようとする行動です。

チンパンジーのメスは発情期に複数のオスと交尾することにより「子殺し」を回避します。

メスが複数のオスと交尾していたら、生まれてくる子供は誰の子供かわからなくなります。そのような場合は、乱交に参加したオスは誰でも自分が子供の父親である可能性があるため、子供を大事にせざるをえないのです。メスにとっては「自分の子供を守るための乱交」というわけですね。


「女性はもともと乱交好きだった」説は、人間の女性もかつてはチンパンジーと同じように乱交だったと考えます。

そしてその行動には、ときどきしか得られないオーガズムが重要な役割を果たすと考えられるのです。つまり女性は「オーガズムを求めて、オーガズムに達するまで次々と複数のパートナーとセックスする」という考え方です。行動は正反対ですが、「ジャックポット説」に似ていますね。


しかし、この説もジャックポット説と同様の欠点があります。オーガズムが女性をセックスに駆り立てるという証拠は一切報告されていないのです。むしろ、女性はオーガズムのためにセックスをするよりは、パートナーへの愛情のためにセックスをすることが様々な調査から明らかになっています。

視点によって変わるオーガズム論。なかなか難しいですね。

5)優れた男性検知器説


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なぜ女性にオーガズムが存在するのか、第5回目は「オーガズムは優れた男性検知器」説です。


Etc 172この説は、「優れた男性を選び出すためにオーガズムが存在する」という説です。つまり、女性はオーガズムによって女性の性的満足を満たしてくれるように努力する男性を選び出す、という考え方です。オーガズムは検知器であるというわけですね。そのようなマメな男性はきっと子育てのパートナーとしてもふさわしいでしょう。

この説によると、オーガズムは、いかに男性が誠実に愛情を示してくれるか、生まれてくる子供の父親としてふさわしいか、女性にとっての判断材料になるのです。

この説は、女性のオーガズムが低頻度でしかおこらない理由を上手く説明しています。オーガズムが検知器だとすると、いつもオーガズムに達するようでは都合が悪く、むしろ「ふさわしい相手」の時だけ得られるものでなくてはならないのです。

しかし、この説には欠点があります。

この説によると、女性は「セックステクニックによって男性を判断する」ということになります。しかしさまざまな調査から、女性がセックスをするのは、オーガズムに対する期待からではなくパートナーに対する愛情によるものであることがわかっています。

また、現時点では、この説を裏付けるような実証的な研究はほとんどありません。そういうわけで、この説も女性のオーガズムを説明するには不十分なようです。

4)男女の絆説


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さあ、女性にオーガズムが存在する理由4回目です。今回の説は「男女の絆」説です。


Etc 132この説はイギリスの動物学者デズモンド・モリスによって提唱されました。内容は「男女ともにオーガズムがあることによって深く結びつくことができる」というものです。

人間の子供は非常に未熟な状態で生まれてきます。子育てには時間も手間もかかります。進化の過程で、女性が一年中セックスできるようになったのも、オーガズムに達することができるようになったのも、パートナーとの結びつきを深め共に子育てをするためである、というわけですね。

この説によると、オーガズムは男女の結びつきを深める役割を果たしていることになります。ロマンティックな説ですね。

しかし、もしオーガズムが男女関係の潤滑剤として重要ならば、女性の体はもっと簡単にオーガズムを感じるように進化したはずです。実際には、ペニスの挿入によってオーガズムに達することができる女性はほとんどいないことが知られています。

また、この説では、オーガズムの快感をもとめて浮気する人々の存在を無視しているようです。一人のパートナーとの関係が長く続くと性欲が低下する「クーリッジ効果」と呼ばれる事実があります。オーガズムの快感はパートナーとの絆よりも他の女性との浮気をうながすように働くのです。


そういう意味では、この説は少しばかり希望的すぎるようですね。

3)ジャックポット説


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女性のオーガズムはなぜ存在するのか、3番目に紹介するのは「ジャックポット説」です。ジャックポットはカジノなどでの大当たりのことですが、この説は女性のオーガズムをそれに例えたものです。


Etc 166この説はイギリスの心理学者グレン・ウィルソンによって提唱されました。

心理学では「ご褒美」を毎回もらうよりも、「時々」もらう場合のほうが学習効果が高いことがよく知られています。

これはどういうことでしょうか。例えば、ボタンを押すとお菓子が出るような2つの装置にネズミをそれぞれ入れるとします。片方の装置は「押せばかならず出る」ようにセットされ、もう片方は「押しても時々しか出ない」ようにセットします。そしてある時、突然、どちらの装置も「押しても全くでない」ようにするのです。

そうすると、「必ず出るボタン」で学習したネズミはすぐに諦めてしまうようになるにもかかわらず、「時々のボタン」で学習したネズミはなかなかあきらめず、長時間の困窮に耐えてボタンを押し続けるのです。

パチンコなどのギャンブル中毒を考えていただくとわかりやすいかも知れません。


つまり、ウィルソンによると「女性のオーガズムはジャックポットのように低頻度でしか起こらないからこそ、女性は夢中になり性行為を繰り返す」のです。

この説は、女性にオーガズムが存在する理由、そしてオーガズムを低頻度でしか得られない理由を説明できるという点で優れています。

しかし、この説にもやはり欠点があるのです。人間以外の動物のメスにはオーガズムがほとんど観察できないことは以前の記事で紹介しましたが、この説では、オーガズムがなぜ人間の女性だけにあるのか説明できないのです。また、オーガズムを全く得られない女性も存在するという事実についても説明できません。


というわけで、この説も不十分のようです。「生物学的に」女性のオーガズムを解釈するのは実に難しいことなんですね。

2)嫌悪感の麻痺説


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さて、女性のオーガズムはなぜ存在すると考えられているのか、2回目に紹介する説は、「オーガズムによって『性行為』に対する女性の嫌悪感が麻痺する」という説です。


Etc 143この説のコンセプトは「性器の接触や体液の交換は不快なものである。女性はオーガズムによって恍惚とした意識低下状態になるため、嫌悪感が消される」というものです。オーガズムの存在によってセックスが促されるという意味では、「モチベーション説」に似ていますね。

しかしこの説も「モチベーション説」と同様の欠点があります。

まず、受胎能力の高い若い女性ほど「オーガズムによる意識低下」が起こりにくいのです。研究者たちによる調査によると、女性の「オーガズムを感じる能力」は年齢が進むほどに上昇し、妊娠できなくなるような年齢になる頃、ピークに達するのです。

また、多くの「女性のオーガズムが抑制されるような文化圏(例えばアフリカ)」で、出生率が高い理由も説明できません。


オーガズムによって嫌悪感がなくなるというデータもなければ、それによって出生率が上がるというデータもないわけですね。進化の過程で女性のオーガズムが何らかの役割を果たしてきたならば、オーガズムを感じやすい女性ほど子沢山なはずです。しかし、この説ではその矛盾を説明できていません。そういう意味でも、この説は生物学的にはあまり支持されていません。

1)モチベーション説


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女性のオーガズムにはどのような意味があると考えられているのか?まず初めの説は「モチベーション説」です。


Etc 142これは男性のオーガズムと同じように、女性のオーガズムもセックスの強い動機になっているという考え方です。女性にとっても、オーガズムは繁殖のための行為を魅力的にする「推進装置」として働いているという説明ですね。オーガズムが存在するからセックスを頻繁に行い、繁殖の成功率が上がるというわけです。

しかし、この説には欠点があります。

まず、なぜ女性は男性に比べてオーガズムを得にくいのでしょうか?この説では、それに対する説明はありません。オーガズムが繁殖にとって重要ならば、「オーガズム能力」の高い女性だけが人類の歴史のなかで生き残ってきたはずですが、実際はそうではありません。

また、オーガズムが繁殖の成功率を高めるというならば、オーガズムを得やすい女性が子沢山であるはずですが、そういうデータも一切ありません。

さらにアンケート調査による結果からは、オーガズムを得やすい女性がそうではない女性と比べて高頻度でセックスをするという傾向は全く認められないのです。

つまり、女性にとってオーガズムのあるなしはセックスを行う上ではあまり重要では無いようなのです。というわけで、「モチベーション説」は女性のオーガズムを説明する説としてはあまり重要視されていないようです。

Wikipediaの「ドライオーガズム」の項目がすごい


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前回、前立腺マッサージの動画を紹介しました。その過程でちょっとドライオーガズムについて調べてみたのですが、日本語版wikipediaの「ドライオーガズム」の項目がすごいことになっています。


リンクは「こちら」です。


ドライオーガズムドライオーガズムの説明を超えてハウツーものっぽくなっていますね。誰でも編集できるウィキペディアの醍醐味かもしれません。

僕は知らなかったのですが、局部に触れることなくオーガズムに至るための「エナジーオーガズム」という方法についての解説もされています。

もちろんハウツーっぽく説明してくれていますので、興味のある方は参考になるかも知れません。


この分野ではよく言われることなのですが、(特に女性にとって)オーガズムに達することができない一番の原因はテクニックではなく「心」にあります。もちろんケースバイケースなのですけれど、オーガズムに対して自分を解放することができなければ、当然オーガズムに至ることができません。

そういう意味では、Wikipediaのこの項目のようにオーガズムに対して貪欲に追求する姿勢はちょっと感心してしまいますよね。


ちなみに、Wikipediaの説明に出てくる前立腺刺激器具「エネマグラ」とはこれです

深いオーガズムを感じる方法


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世の中には性器を刺激しなくてもオーガズムに達することができる人がいます。


深いオーガズムたとえば、交通事故などにより下半身麻痺になってしまった人でも、性器以外の部位の刺激でオーガズムに達することができることがわかっています。乳房や首筋、中には歯茎への刺激ですら、オーガズムの引き金になりうるのです。

クリトリスや膣などの快感刺激は、「骨盤内臓神経」によって脳に送られます。おそらく、「性器以外でのオーガズム」はこの神経や迷走神経を間接的に刺激することにより引き起こされるのでしょう。


脳に送られる神経を刺激すればオーガズムを感じる。これは言い換えれば、オーガズムは結局、頭の中で起こるということです。実際、世の中には「考えるだけで」オーガズムに達することができる人もいます。

頭の中でオーガズムが起こるということは、ある刺激さえ与えれば自動的にオーガズムが引き起こされる、というものではないことを意味しています。人によって、「感じ方」は変わるのです。

オーガズムは言ってみれば、精神状態なのです。


スイスとアメリカで行われた脳内血流動態をMRIで観察した研究は、女性がパートナーに対して熱い感情を持っていればいるほど、簡単に、より気持ちよく、より深いオーガズムに達することができることを明らかにしました。

もちろんオーガズムにはリラックスした環境も必要です。そういう意味では結局、「パートナーとの信頼関係と深い愛情」が深いオーガズムには必要なのですね。


科学が明らかにしたことは、ごく当たり前の、常識的なことかもしれません。でも、真理だと思います。

もし深いオーガズムを得られずに悩んでいる人がいたら、一度セックスから離れてパートナーとの関係から見直してみてはいかがでしょうか。オーガズムは目的ではなく結果です。一番大事なことは、「パートナーとのいい関係」なのではないでしょうか。






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オーガズムは時を飛び越える


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オーガズム、いわゆる「イク」瞬間のことです。


オーガズムはまるで現実を離れて別世界に行ってしまうような体験です。脳スキャンの結果も、脳が普段とはオーガズム時では全く異なる動きをしていることを示しています。

時間がとまる…オーガズム時には脳のより高度な機能の活動がしずまり、より原始的な機能をつかさどる部分だけが活発に活動するそうです

以前の記事で、色々考えてしまってセックスに集中できず、結果としてオーガズムを得られない女性たちについて書きました。高等な脳の使い方はオーガズムを抑制するのかもしれませんね。


さて、オーガズムの状態にあるとき、人は時間の感覚まで失ってしまうようです。

1985年、性生理学者のロイ・レヴィンは28名の女性のオーガズムの継続時間を測定しました。その後、オーガズムがどのくらいの時間続いていたかと本人にたずねたところ、ほぼ全員が実際よりはるかに短い時間を答えたそうです。平均して約13秒短かったとか。


オーガズムとはいったい何なのか、現代の科学もまだ答えてはくれません。しかし、時間を忘れるほどの素敵な体験であることは間違いないようです。






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触れずに「イク」方法


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小学校の校庭にあった「登り棒」。

一部の子供達は、この登り棒を登っている時にオーガズムを感じる場合があるそうです。このような報告は男性にもありますが、特に女性に多いようです。

handsfree orgasmこれは、登り棒によって直接的に性器を刺激するわけではなく、登る動作によって引き起こされるものであるということです。

不思議ですね。でも、経験がある方もいるのではないでしょうか。オーガズムについてはまだまだ謎が多いのですが、どうもこのように、下半身のある種の運動でオーガズムを誘発する場合があるようです。


さて、世の中には、「性器に一切触れずにオーガズムに達することができる女性」がいます。彼女たちは、目を閉じて集中するだけで自分でオーガズムを得ることができるのです。

なんともミステリアスですね。このような不思議な能力は、瞑想など「脳の働き」という面から語られることが多いようです。しかし、このような女性たちを対象にした研究によると、これらの女性たちは「その最中」に骨盤底筋群を活発に動かしていたということです。

骨盤底筋は、おしりや尿道をキュッと引き締める筋肉ですね。このことから、骨盤底筋群を収縮することによりクリトリスやGスポットを刺激している可能性が考えられます。おそらく、登り棒でも同じことが起こっているのでしょう。

実際、骨盤底筋群のトレーニング法で有名な「ケーゲル体操」を行っている女性たちは、簡単にオーガズムが得られるようになることが報告されています。

オーガズムが得られないと悩む方は、骨盤底筋のトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。






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セックスと集中力


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マスターズとジョンソンの1970年代の研究によると、セックス中に「自分を客観的に見てしまう」女性は性的な満足度が低いそうです。


upsetつまり、セックスそのものに集中するのではなく、「相手から自分がどう見えているか」や「自分の動きのこと」そういうことに意識が散ってしまうと、性的な満足感を得られることは少ないのです。

アンケートによると、このような女性はオーガズムに達する率が低く、一方でオーガズムの演技をする率は高いそうです。なんだか悲しいですね。

このような女性に、「リタリン」のようなアンフェタミンに似た中枢神経刺激薬を処方すると、セックスを楽しめるようになる場合があるそうです。雑念を振り払い、セックスに対して集中できるようになるのでしょう。他にも、薬物による集中力のアップとそれによるセックスの改善は報告されています。マリファナや覚せい剤などもその一部でしょう。

しかし当然のことながら、それらの薬物は普通の人に処方されるものではありませんし、依存性がありますからむやみに使用するべきではありません。


薬に頼らない方法としては、セックス中に恥ずかしがらずに、ありのままの自分をさらけ出せるような、そんな良好な関係をパートナーと作ることです。ごくごく当たり前の事ですね。

色々なことに気が散ってしまう心の状態を「マインドフルネス」と言うのですが、これを改善するための「マインドフルネス・トレーニング」もアメリカでは盛んになってきています。このトレーニングによって、性的興奮障害を抱える女性がセックスを楽しめるようになった、という報告もあります。

最後に、マインドフルネスに効果があるとされるヴィパッサナー瞑想関連の本を紹介しておきましょう。
人生の流れを変える瞑想クイック・マニュアル―心をピュアにするヴィパッサナー瞑想入門






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オーガズムと疲労感


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男性は、射精してオーガズムを迎えるとグッタリすることが多いですよね。ほとんどの男性がそうだと思います。

オーガズムペニスは非常に敏感になり、すぐに勃起して「いざ2回戦!!」というわけにはいきません。オーガズム後は疲労感を感じ、ペニスが刺激されると苦痛さえ感じることすらあります。

この疲労感は、18歳ほどの若者ならば15分程度で回復しますが、70歳の老人になると20時間もかかるそうです。

いっぽう女性は、いわゆるマルチプルオーガズムが可能な人もいるようです。しかし、やはり男性と同じように、クリトリスの刺激でオーガズムに達した場合はグッタリしてしまう人が多いようですね。


それでは、このオーガズム後の疲労感はどのようなメカニズムで起こるのでしょうか?

残念ながら、その仕組みはまだ良く分かっていません。しかし、はっきりとはしていないものの、一部の研究者はオキシトシンというホルモンが関係していると考えているようです。オーガズムにともなって、血中のオキシトシン量がグッと上昇することが報告されているからです。

この「オキシトシン」、もともとは授乳や出産時の子宮の収縮に重要な役割をはたしているホルモンとして知られていました。しかし最近は、オーガズムとの関係のように、性行動に深く関わっていることが分かりはじめています。


今日の記事のポイントは、オーガズムのような神秘的な体験ですら、科学の言葉で説明できるようになってきているという所でしょうか。

オーガズムとホルモンの関係がもっと詳しく分かれば、将来は誰でもマルチプルオーガズムを経験できる薬が作られるかもしれませんね。

オキシトシンについては、「飽きないセックスを極める」のこちらの記事も面白いです。興味のある方はぜひ。






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あなたがイク時、膣はどうなっている?


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今日は、膣の中はどのように動くか、動画をご紹介しましょう。Youtubeにあった動画です。

タイトルは「A cervix in action」。

cervix動画タイトルにある「cervix」というのは子宮頸部のことです。左の図を見ていただくと分かりますね。男性なら分かる方もいるかと思いますが、膣の中のコリコリした部分です。あれが子宮頸部です。

動画は、膣の入り口からカメラを挿入し、オーガズムを感じている時の子宮頸部を観察したものです

実際見ていただくと分かるのですが、子宮頸部がダイナミックに蠕動運動をしているのが分かります。膣の筋肉全体が大きく収縮しているのですね。動画はちょっと生々しいかもしれません。内臓の映像が苦手な方はご注意ください。


それでは、どうぞ(音が出ます。注意!)。



いかがでしたか?画面中央の白っぽい組織が子宮頸部です。意識的に動かすことができない「不随意筋」で動いていると考えられます。


性交中の膣の動きについては、比較的昔から研究されています。そういう話も、機会があれば今後紹介したいと思います。それでは、今日はこの辺で。






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動物はオーガズムを感じるのか?


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人間は性行為によってオーガズムを感じます。

もちろん、行為が稚拙であった場合や精神的に不安を抱えているときなど、オーガズムに達しないことはあるかもしれませんが、すくなくともオーガズムという恍惚状態が人間にはあります。さて、これは人間にだけ与えられた神様からのプレゼントなのでしょうか。それとも、他の動物にもオーガズムはあるのでしょうか。

この問いに答えることは非常に困難です。なにせ、同じ人間ですら相手がオーガズムに達したかどうか、分からないことは多々ありますからね。男性の場合は射精したかどうか見れば一目瞭然ですが、女性の場合は演技でもされたらわかりません。

また、科学者たちにとって、「動物がオーガズムを感じるかどうか」なんてことは重要ではありません。話としては面白いですが、それが分かった所で何の役にもたたないですからね。

しかし、この大きなしかしどうでもいい問題に科学的に挑んだ人がいます。さすがに科学論文として雑誌に掲載されたものではなく、大学院生の修士論文として報告されているにすぎないんですが。その論文のタイトルは「霊長目のメスのオーガズム」です。

彼はチンパンジーのメスのクリトリスと膣を手で刺激し、その反応を調べました。

一秒間に一回から二回、指によるピストン運動を平均20.3回行った時点で、彼は膣の痙攣を検出しました。検出……といっても彼の指で感じただけでしょうが。

このことは、少なくともチンパンジーにはオーガズムが「ある」ことを示唆しています。

それにしても、たった15秒程度でオーガズムを感じるなんて、ちょっと早すぎるような気もしますね。しかしそれは人間から見ての話です。一般的にオスのチンパンジーは5~7秒で射精してしまうそうです。それを考えると、彼の15秒程度の刺激というのはメスのチンパンジーにとってずいぶん長いサービスだったのかもしれませんね。


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