さて、前回の記事で、近年「膣内射精障害」の男性が増えていること、そしてそれはパートナーとの関係を悪化させる原因になることをお話しましたね。また、その原因の多くは男性のマスターベーションの方法にあることもお話しました。
今回は、不適切なマスターベーションの方法により膣内射精障害になってしまった男性向けの、機能改善にむけたトレーニング方法について書くことにします。
この方法は、臨床精神科医の阿部輝夫氏が考案したものです*。
*阿部医師は「セックスレス・カップル」という言葉と概念を初めて提唱した方です。日本のセックスセラピーの先駆けとなる仕事をしています。興味がある方は、彼の著書を読んでみてください。
トレーニングと言っても、難しいものではありません。それでは行ってみましょう。
膣内射精障害向けトレーニング(コンドーム・マス法)
これだけです。非常にシンプルですね。
……といっても、強いグリップやシーツなどの刺激になれた方は、はじめのうちは刺激が弱く感じられ、射精することは難しいかもしれません。しかし、何事も継続が重要です。マスターベーションをこの方法に置き換えることにより、ペニスの感度を正常な状態に戻してください。
男性の中には、パートナーの膣では射精できないけれど、口や手で刺激してもらうと射精できる……という人もいます。その場合も、膣よりも強い刺激でなければ絶頂に達しないということなのでしょう。カップルでよく話し合い、徐々にやわらかい刺激になれるようにトレーニングしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、このコンドーム・マス法は「早漏」の治療にも応用できます。早漏も必ず治ります。治し方については、こちらの記事へどうぞ。
この方法はコンドームをたくさん消費します。購入はコチラをどうぞ。
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今回は、不適切なマスターベーションの方法により膣内射精障害になってしまった男性向けの、機能改善にむけたトレーニング方法について書くことにします。
この方法は、臨床精神科医の阿部輝夫氏が考案したものです*。
*阿部医師は「セックスレス・カップル」という言葉と概念を初めて提唱した方です。日本のセックスセラピーの先駆けとなる仕事をしています。興味がある方は、彼の著書を読んでみてください。
トレーニングと言っても、難しいものではありません。それでは行ってみましょう。
膣内射精障害向けトレーニング(コンドーム・マス法)
- ペニスを勃起させ、コンドームをかぶせる。
- 刺激しながらカウパー液の分泌を待つ。
- コンドームの中で、分泌液をペニス全体に塗り広げる。 2-3のステップはローションなどを使ってもかまいません
- 膣内の柔らかい状況に似せ、やわらかいグリップでピストン刺激を加え、射精する。
これだけです。非常にシンプルですね。
……といっても、強いグリップやシーツなどの刺激になれた方は、はじめのうちは刺激が弱く感じられ、射精することは難しいかもしれません。しかし、何事も継続が重要です。マスターベーションをこの方法に置き換えることにより、ペニスの感度を正常な状態に戻してください。
男性の中には、パートナーの膣では射精できないけれど、口や手で刺激してもらうと射精できる……という人もいます。その場合も、膣よりも強い刺激でなければ絶頂に達しないということなのでしょう。カップルでよく話し合い、徐々にやわらかい刺激になれるようにトレーニングしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、このコンドーム・マス法は「早漏」の治療にも応用できます。早漏も必ず治ります。治し方については、こちらの記事へどうぞ。
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男性のセックスにおける悩みの第一位はEDです。EDについては精神的なものや加齢によるものなどさまざまな原因がありますが、バイアグラおよび同様の薬による治療が効果をあげ、現在では、多くの男性が悩みを克服しています。
それに変わって最近報告が増えているのが、膣内射精障害です。いわゆる「遅漏」ですね。
膣内射精障害の男性の多くは、性欲も正常で、パートナーとのセックスを望んでいます。したがって、女性の膣にペニスを挿入することもできるのですが、射精だけができません。あるいは射精に達するまで極めて長時間を要します。
射精をコントロールできるのならば、もしかしたら性交時間が長い方が女性を満足させられるのかもしれません。しかしながら射精に達することができなければ、本人も満足できず、女性も「私が良くないの?」など自信を失ってしまうかもしれません。何より、射精できなければパートナーの妊娠は望めません。
なんとか射精に達することができたとしても、フィニッシュに向けて独りよがりな激しいピストンになってしまうことが多いといわれています。これは女性の性交痛の原因にもなりえます。また、カップルがお互いを理解できないままセックス自体がうとましくなり、セックスレスになってしまうことも珍しくはありません。
ここでハッキリさせておきたいのですが、膣内射精障害の場合、女性が悪いということはほとんどありません。その大部分は男性自身の問題なのです。
膣内射精障害で悩む男性の多くは、マスターベーションでは射精できますが、セックスでは射精にいたりません。その原因として、さまざまな可能性があげられます。しかしながら、ほとんどの男性の場合、マスターベーションの仕方に原因があります。日常的なマスターベーションの刺激が強すぎ、あるいは特殊すぎることにより、膣内の繊細な刺激が弱く感じてしまうのです*。
*これについてはこの本が非常に詳しいです。
膣内射精障害を引き起こすマスターベーションの仕方として、以下の2つがあります。
これらの原因で膣内射精障害になってしまっている場合、膣内の柔らかな刺激に正常に反応するようにトレーニングする必要があります。
長くなりましたね。今日はこの辺にしておきましょう。次回の記事では、トレーニング方法を具体的に書きます。
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それに変わって最近報告が増えているのが、膣内射精障害です。いわゆる「遅漏」ですね。
膣内射精障害の男性の多くは、性欲も正常で、パートナーとのセックスを望んでいます。したがって、女性の膣にペニスを挿入することもできるのですが、射精だけができません。あるいは射精に達するまで極めて長時間を要します。
射精をコントロールできるのならば、もしかしたら性交時間が長い方が女性を満足させられるのかもしれません。しかしながら射精に達することができなければ、本人も満足できず、女性も「私が良くないの?」など自信を失ってしまうかもしれません。何より、射精できなければパートナーの妊娠は望めません。
なんとか射精に達することができたとしても、フィニッシュに向けて独りよがりな激しいピストンになってしまうことが多いといわれています。これは女性の性交痛の原因にもなりえます。また、カップルがお互いを理解できないままセックス自体がうとましくなり、セックスレスになってしまうことも珍しくはありません。
ここでハッキリさせておきたいのですが、膣内射精障害の場合、女性が悪いということはほとんどありません。その大部分は男性自身の問題なのです。
膣内射精障害で悩む男性の多くは、マスターベーションでは射精できますが、セックスでは射精にいたりません。その原因として、さまざまな可能性があげられます。しかしながら、ほとんどの男性の場合、マスターベーションの仕方に原因があります。日常的なマスターベーションの刺激が強すぎ、あるいは特殊すぎることにより、膣内の繊細な刺激が弱く感じてしまうのです*。
*これについてはこの本が非常に詳しいです。
膣内射精障害を引き起こすマスターベーションの仕方として、以下の2つがあります。
- 手を使わないマスターベーション
うつぶせになってペニスをシーツや枕に押し付けるなど、手の皮膚の柔らかい感触ではなく、布などの刺激が射精の引き金になっている。 - マスターベーションのグリップが強い
普通の男性は握力計で5キログラム程度の力でペニスを握りますが、膣内射精障害を持つ男性は10キロ以上の握力でペニスをグリップし、マスターベーションすることが報告されています。
これらの原因で膣内射精障害になってしまっている場合、膣内の柔らかな刺激に正常に反応するようにトレーニングする必要があります。
長くなりましたね。今日はこの辺にしておきましょう。次回の記事では、トレーニング方法を具体的に書きます。
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