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022012
新たな性感帯「O-spot」?
2012年1月17日、アメリカの医師らがある衝撃的なプレスリリースを行いました。
それは、「患者の血液(血小板)から取り出した『増殖因子』を膣内上壁にある『O-spot』に注射することにより、患者の性感を大きく向上させる」という新しい技術についての報告です。
この「O-Shot™(Orgasm Shot™)」と名付けられた新技術について話すために、まず、出てきた専門用語を整理してみましょう。
「増殖因子」を「性感帯」に注入することによって性感帯を肥大化させる……それが研究者たちのロジックのようですね。一見、合理的なようにも思えますが、これについてはちょっと疑問です。
まず、増殖因子には様々な作用があり、必ずしもすべての細胞を増殖させるわけではありません。受けての細胞によって効果が異なります。身体の一部分に注射したからといって、そこが肥大化するわけではないのです。
また、O-spotという性感帯についても初耳です。現時点では断定できませんが、存在自体がちょっと疑わしいところです。
ですので、この新技術については「疑いの目をもって静観する」というのが一番良さそうです。実際、多くの科学者から批判を浴びているようです。
ちなみに、この研究グループでは、「『G-spot』にコラーゲンを注射することにより一時的に肥大化させ、性感を高める」という「G-shot」という治療?を2002年から行なっていますが、それもまた議論をよんでいます。
このような新技術にはすぐに飛びつくことなく、冷静に対処したいですね。
それは、「患者の血液(血小板)から取り出した『増殖因子』を膣内上壁にある『O-spot』に注射することにより、患者の性感を大きく向上させる」という新しい技術についての報告です。
この「O-Shot™(Orgasm Shot™)」と名付けられた新技術について話すために、まず、出てきた専門用語を整理してみましょう。
1)増殖因子
まずひとつは、「増殖因子」について。これは細胞に情報を伝える働きをもつペプチドタンパク質です。ある種の増殖因子は、流行りの「iPS細胞」の培養などにもよく使われています。コレを患者の血液から抽出したことが、まずポイントの一つです。2)O-spot
次に「O-spot」ですが、これは発表した研究者らによると「『G-spot』とは明らかに違う膣上壁にある明確な性感帯」だそうです。「増殖因子」を「性感帯」に注入することによって性感帯を肥大化させる……それが研究者たちのロジックのようですね。一見、合理的なようにも思えますが、これについてはちょっと疑問です。
まず、増殖因子には様々な作用があり、必ずしもすべての細胞を増殖させるわけではありません。受けての細胞によって効果が異なります。身体の一部分に注射したからといって、そこが肥大化するわけではないのです。
また、O-spotという性感帯についても初耳です。現時点では断定できませんが、存在自体がちょっと疑わしいところです。
ですので、この新技術については「疑いの目をもって静観する」というのが一番良さそうです。実際、多くの科学者から批判を浴びているようです。
ちなみに、この研究グループでは、「『G-spot』にコラーゲンを注射することにより一時的に肥大化させ、性感を高める」という「G-shot」という治療?を2002年から行なっていますが、それもまた議論をよんでいます。
このような新技術にはすぐに飛びつくことなく、冷静に対処したいですね。